信仰とは何なのでしょう? 信心とはどうあるべきものなのでしょうか? また、どのような人々が四国遍路の“死出の旅路”へ出て行ったのでしょうか。一昔前の信仰者の姿を通して、遍路とは一体何なのかを考え、あるいは旅の途中で行き倒れ、無念にも散っていった人々の思いを、思いめぐらせてみるのも我々にとって大変益のあることです。
観光を兼ねた遍路行もそれなりによいものですが、本来の遍路のあり方というものを忘れてしまってはいけません。
ここに海岸寺に伝わる霊験譚のいくつかをご紹介し、信仰の縁(よすが)といたします。
古よりの霊験譚
海岸寺の霊験譚
足立の霊験
夢の中で僧がお告げを
お礼に奥の院奉公
カンの虫
白飯を頂く
タタリ返し
眼の霊験
霊夢により足が立つ
お大師さまが現れた
罪の報いもお蔭をいただく
お籠り一ヶ月で歩けるように
身代り肌守り
その他の霊験譚
岡山県上房郡 丸○高一様(大正四年生)
馬○蔚様(明治四十三年生)
愛媛県 K・Tさま
北海道 T・Aさま
大阪市此花区 桜井タキノ様
藤○公枝様(明治三十二年生)
島○輝雄様(大正六年生)
平成22年3月 愛知県名古屋市 川○裕子様
平成23年1月 兵庫県加古郡 奥○あやみ様
平成23年3月 大阪府堺市 山○芳子様